けんちょむの生活記録

とりあえずこのまま何となく生きていくことの重みに耐えられずに廃人になってしまいそうなので、何か書かして下さい。

人のいない事務所

 職場のほとんどの人が、出張で出ていってしまったので、部屋がガランとしている。磨りガラスの窓から注ぐ光が部屋に満ち、寒そうな風が外でぴゅーぴゅー鳴っている。

 いつもの賑やかさはそこにはなく、落ち着きのある先輩と私の2人だけが、デスクに向かってキーボードを叩いている。キーボードを叩く音と、テレビから流れる民放の笑い声だけが、とおく響く。

 これから2週間は、こんな日々が続くらしい。落ち着く。